KAIGEIDO【傀藝堂(かいげいどう)柿落とし】中村人形 3代目 中村信喬 4代目 中村弘峰2023年4月29日〜6月30日 2023-04-24 KAIGEIDO【傀藝堂(かいげいどう)柿落とし】中村人形 3代目 中村信喬 4代目 中村弘峰2023年4月29日〜6月30日開廊13時〜17時休廊日 水、土、日、祝「傀」とは人と,の字が示すように神懸かった人間の意。そこから転じて怪しい、大きに、操り人形などの意味を持つ不思議な文字。「自分で作っていると思うな」とは中村人形二代目衍涯の口ぐせです。その真意は人形師とは何か大きなものによって作品を作らされている存在ということ。その謙虚な気持ちを中村人形の代々の跡取りが忘れることのないように「傀」の字をギャラリーに冠しました。人が天に突き動かされて技を振るうことを「藝」と呼びそれを多くの方に感じていただくための場所がかいげいどう「徳藝堂」です。人形と人のための建築人形は神様に捧げる祈りが込められています。そのため、子供がうまれると人形に思いを込めます。クライアントは100年にわたり住居と工房を構え、日本随一の人気の人形師です。彼らは自身で美術館をつくることにしました。わたしたちが提案したのは、擁壁の続く敷地の地下部分に美術館を半分埋めて建設。上部に住居をつくる方法です。敷地が道路に向かってひろがった台形のため、それを道状のギャラリーとする案をつくると、偶然「人」という文字になります。このプランは回遊性を生み出し、来館者はじっくりと作品に向き合いながら滞在できます。「人」の頂点には自然光が差し込む特別な展示空間を用意。差し込む光は刻々と人形の表情を変えます。約100年にわたって受け継がれた人形芸術の魂を、次の100年につなげるための場所であり世界で最も、人と人形が生身で向かい合える場所となります。神谷修平中村信喬父は福岡県無形文化財、二代目人形師・中村衍涯(えんがい)。重要無形文化財の人形師・林駒夫、陶芸家・村田陶苑、能面師・北澤一念に師事し、伝統工芸人形展文化庁長官賞等数々の賞を受ける。福岡市動物園の「座れるゴリラの像」や太宰府御神忌一千百年大祭の「御神牛・菅原道真公像」、九州芸文館の「石馬」など町で触れ合うことのできる大作も多い中村弘峰氏は1986年、博多人形師の4代目として福岡に生まれ、2011年に東京藝術大学大学院美術研究科彫刻専攻を修了。以降、中村人形の4代目として伝統の 継承とともに現代における新たな人形表現に取り組み、スポーツ選手をテーマにした代表作「アスリートシリーズ」などの斬新な人形作品で多方面から注目を集めています唯一の家訓は「お粥食ってでもいいものを作れ」という初代の言葉。とにかくできうる限り、その時代の最高の技と最大限の能力を生かした作品を作ること。報酬や自己満足のためにではなく、全身全霊で相手が喜んでくれるものを作る、それに尽きるという教え住所福岡市中央区桜坂1丁目10−46 Tweet