福岡市西中洲のバー|BarTetu(バーテツ)

バーテツロゴ

【エティエンヌ・ソゼ ピュリニー・モンラッシェ レ・フォラティエール Etienne Sauzet Puligny Montrachet Les Folatières 2008】ピュリニィ・モンラッシェ2大巨頭の一角が造るミネラリーで奥行きのある味わい

2021-07-24
【エティエンヌ・ソゼ ピュリニー・モンラッシェ レ・フォラティエール Etienne Sauzet Puligny Montrachet Les Folatières 2008】ピュリニィ・モンラッシェ2大巨頭の一角が造るミネラリーで奥行きのある味わい

「ピュリニー・モンラッシェの造り手といえばエティエンヌ・ソゼかルフレーヴ」と言われるように、ソゼはピュリニー・モンラッシェで1、2を争う実力派の造り手です。モンラッシェをはじめ、シュヴァリエ・モンラッシェ、バタール・モンラッシェ、ビアンヴニュ・バタール・モンラッシェの4つのグラン・クリュ、さらにはピュリニー・モンラッシェの9つのプルミエ・クリュ、そして村名ワイン、A.C.ブルゴ−ニュを含む全16銘柄を手掛けています。ソゼ家はヨーロッパのブドウ品種に壊滅的被害を与えたフィロキセラ禍がフランス全土を襲う前、約150年前からブドウ栽培と菜園業を営んでいた歴史ある旧家。80年ほど前の1935年頃から、当時としては画期的な「ドメーヌ元詰め」を始め、フランス各地の著名レストランを顧客に直売
してきたという先駆者でもあります。

ブドウを買い付ける契約農家はブード氏の栽培理念に賛同する農家のみを選び、そのほとんどを果実の状態で購入し、自らのドメーヌ内で醸造から出荷まで全て目の届く範囲で行っています。あくまでも、12haを所有していた時代からの顧客のためのブドウ購入であり、品質のためにこれ以上ネゴシアン方式による生産を増やすつもりはないと断言しています。本当に満足できる質の高いブドウだけを使うことにこだわるドメーヌ時代と変わらない硬派なワイン造りを行うことで、そのクオリティは下がるどころかむしろ上昇し、世界中のワインラヴァーが求める非常に入手困難なワインとなっています。

エティエンヌ・ソゼのワインは新樽の使い方が巧みなことが特徴。樽の風味がボディによく溶け込み、しっかりとした骨格をつくっています。若いうちは樽の香りを前面に感じることがありますが、それも熟成を経ると果実味に吸収され、複雑なテイストに変化します。新樽の使用率は、グラン・クリュ50%以下、プルミエ・クリュ20〜33%、それら以外が20%程。新樽率の違いはあるものの、グラン・クリュからA.C.ブルゴーニュまで、ソゼ独特のスタイルは一貫しており、ピュリニー・モンラッシェならではの繊細かつ硬質なミネラルが散りばめられ、しっかりとした密度がありながら柔らかい質感に仕上がっています。さらに長期熟成させることでワインの実力が発揮される点も、ブルゴーニュファンに愛される所以です。

レ・フォラティエールは村の中央に位置し、最もピュリニィの特徴を備えているクリマと言われています。石灰粘土質で小石が多く、ミネラリーで奥行きのある味わいのワインが生まれます。白い花の香りとアニスのほのかな香りが優しく感じられます。飲み心地はフレッシュですが、徐々にマルメロや熟した桃の豊かな味わいが広がり、スパイシーな後味へと続きます。

お得なチケット
販売中
公式オンラインショップOPEN
公式オンラインショップOPEN