【モレ・サン・ドニ プルミエ・クリュ キュヴェ・デ・ザルーエット 2016】
【モレ・サン・ドニ プルミエ・クリュ キュヴェ・デ・ザルーエット 2016】天才的手法で他を圧倒するブルゴーニュ最高峰ドメーヌの1つ。
特級畑クロ・ド・ラ・ロッシュと一級畑モン・リュイザンの
若樹のブドウを使用した贅沢な一本。
特級畑、クロ・ド・ラ・ロッシュの最大の生産者であり、
モレ・サン・ドニの老舗名門ドメーヌであるポンソ。
同じくモレ・サン・ドニを本拠地とするデュジャックと双璧をなし、
その収量の少なさや自然栽培へのこだわりでは、ルロワと並び賞される、
まぎれもないスタードメーヌです。
ポンソは、設立当初から所有しているクロ・ド・ラ・ロッシュに加えて、
クロ・サン・ドニ、シャルム・シャンベルタン、クロ・ド・ヴージョといった、
数々の特級畑から素晴らしいワインを造り出しています。
ポンソのワイン造りへのこだわりは特筆すべきものがあります。
クローンの開発や雹害防止ロケットの使用、
温度センサーつきラベルの採用などの革新的な技術を取り入れ、地道な努力を惜しみません。
自然派ワインというジャンルが生まれるはるか前の1977年から、
化学薬品を使用しない自然栽培を行い、
グリーンハーベストに頼らない剪定による収量制限をしています。
その収穫量は15hl/haと超低収量。
これは、ロマネ・コンティの収量を下回る少なさなのです。
収穫はコート・ド・ニュイで最も遅く、全て手作業によって収穫し、
選果は必ずブドウ畑で行います。
ポンソがワイン造りで最も大切にしていることは、デリケートさ、エレガンス、フィネスの表現。こうした地道な作業から生まれるワインは、ブドウ本来のエキスとうまみが強く、透明感のある仕上がりとなり、このピュアな味わいこそが、ポンソの最大の魅力なのです。
ポンソのワインには、キュヴェごとに小鳥や動物の名前が付けられています。
こちらのキュヴェの名前に付けられている”アルーエット”とは、フランス語でヒバリのこと。
しかしこのワイン、”アルーエット”という畑のブドウからできているわけではありません。
なんと使用しているのは、 特級畑クロ・ド・ラ・ロッシュと、一級畑モン・リュイザンの若樹のブドウ。
樹齢こそ若いものの、テロワールの素晴らしさは言うまでもありません。
フローラルで繊細ながらも、ストラクチャーがしっかりとしたワインが造られます。
