【ドメーヌ ショフィット DOMAINE SCHIFFIT】アルザスの甘口ワイン最高の造り手ともいわれる家族経営のドメーヌ
2020-04-25
【ドメーヌ・ショフィット DOMAINE SCHIFFIT】アルザスの甘口ワイン最高の造り手ともいわれる家族経営のドメーヌ
アルザスの甘口ワイン最高の造り手ともいわれるドメーヌ・ショフィット。現在15haの畑を所有する家族経営のドメーヌ
元詰めを始めたのは1972年と最近のことですが、それ以前は栽培したブドウを生産者共同組合に売っていました。現在、醸造を担当しているのは2代目のベルナール・ショフィット氏
ショフィットは、土壌の個性や植物サイクルを尊重しており、その為、殺虫剤など一切使用していない自然なワイン造りを行っています。
ショフィットの畑の約50%が樹齢30年以上の樹からなり、ワインに複雑さと凝縮感を与えています。収穫量は、50hl/ha以下という超低収穫量。通常のACアルザスが、100hl/ha、グランクリュでさ65hl/haですからこれが、どれだけ低い収穫量であることかわかります。
ショフィットの畑の多くは急斜面で、その斜面の最大斜度がなんと80度と、当然機械は入れないので、100%手摘みで大変な手間、暇のかかる作業を行っています。そうした作業の積み重ねが、ぶどう実の丁寧な選別を可能にし、ショフィットの重厚なスタイルを守り続けているのです。そしてもう1つショフィットのワインに欠かせないものは、ブドウ畑の斜面のすぐ下を流れる川です。
この川の蒸気により霧が発生し、冬の寒さから、ブドウの木を守ってくれます。こうして丁寧に、自然に手間暇かけて造られたワインは果実味・アロマともに豊かな風味を閉じ込め、アルザスの個性を発揮しています。
*DOMAINE SCHIFFITにて撮影