１級に匹敵する評価を得ている２級格付けのワイン【シャトー･コス･デストゥルネル2008】Chateau Cos d’Estournel パーカーポイント93点

2019-05-18

ブリュノ･プラッツの心のこもった指導のもとで、コス･デストゥルネルはサン＝テステフのなかでは最高の評価を得るまでになりました。1982年以降、ここのワインは次から次へと当たりが続いており、ほとんどのヴィンテージで、メドックで最上のワインを生産するのではないかと期待できます。このシャトーは東洋風のパゴダのような外観で、ポイヤックとの村境のすぐ北、その著名な隣人ラフィット＝ロートシルトを見下ろす丘の背にあります。メドックものにしては珍しく、コスデストゥルネルはブレンドに使うメルローの比率が高い（40％）ことと、新樽を使う比率が高い（60％～100％）ことで他と一線を画しています。このメルローの比率はオー･メドックでは最も高い部類に入り、コス･デストゥルネルの最近のヴィンテージに目立つ、肉付きのよい、豊かな舌触りという個性を生み出しています。

熟したブラックカラントの魅力的なノーズは、オーク、ミックススパイス、トースティーな香りを背景に、コーヒーのニュアンスが伴います。
熟したベリー類の果実味のしっかりとした核を持ち、魅力的でトースティーなニュアンスが伴い、力強いと同時にバランスが取れており、常に滑らかで洗練され、きれいにバランスの取れたワインで、余韻は長く残ります。