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【Prieure Roch Ladoix Le Cloud Rouge 2016プリューレ・ロック ラドワ ル・クル ルージュ】DRCの共同経営者が厳格なビオディナミで造る、柔らかな質感と花のような香りを持つ

2021-05-30
【Prieure Roch Ladoix Le Cloud Rouge 2016ドメーヌ・プリューレ・ロック ラドワ ル・クル ルージュ】DRCの共同経営者が厳格なビオディナミで造る、柔らかな質感と花のような香りを持つ


プリューレ・ロックは、DRCが売り出した区画をマダム・ビーズ・ルロワの甥にあたるアンリ=フレデリック・ロックが購入し、誕生しました。92年にはアンリ=フレデリック・ロックはDRCの共同経営者にもなっています。しかし、2018年11月、56歳という若さで他界。現在は、2010年から共同経営者として働いていたヤニック・シャン氏がドメーヌを引き継いでいます。
厳格な、ビオディナミを実践、700年前の有機農法を復活。シトー派修道士の仕事を踏襲しています。ロック氏はDRCの醸造責任者ベルナール・ノブレ氏のアドバイスを受け、古文書を研究し、700年以上前にシトー派の修道士が行っていた有機栽培を復活させ、醸造法にも伝統的手法を採用。「この手法は微生物を活性化させることにより肥沃な土壌を維持し、宇宙の摂理と調和を目指した栽培方法だ」と語りました。「ワインの品質の8割はブドウで決まる」という考えのもと、除草剤などの農薬や化学肥料は一切用いず、必要に応じて有機肥料(ブドウの樹と自らのワインを発酵した時の搾りカス、牛糞などを寝かせたもの)を最低限用いています。草取りや収穫などは機械に頼らず、人の手によって行われています。ワインは天然酵母によって造られ、92年より亜硫酸の使用も廃止。皮が厚くて果汁の少ない古樹のブドウを好みます。
ラベルに描かれている独特のロゴは、エジプトのある古文書に由来しています。左側にある緑色の包丁を立てたような模様はブドウの樹、下に描かれている3つの赤い丸はブドウの実、右上の黄色い楕円は神、その下の黄色い楕円は人を表しているといいます。これには、 自然(神)と人間の両方の力によってワインを造り出すというロック氏の考えがうかがえます。

厳格なビオディナミで造られるそのワインは、酵母に由来するイーストやきのこのような素朴な雰囲気を持っています。しかし、ほぐれていくと、バラ、ベリーなど、浮き立つような華やかなアロマが現れます。ビオディナミで造られるワインというと、独特の還元臭やボディの弱さが目立ちますが、プリューレ・ロックのワインは異なります。口に含んだ途端飲み手を包み込むような柔らかな質感と、じわじわと舌に染み込んでくる旨みを感じます。

ラドワはコート・ド・ボーヌの最北端、コート・ド・ニュイとの境界付近にあり、ニュイらしいしっかりとしたタンニンを持ちながら、ボーヌらしいフィネスに富んだ滑らかな味わいが特徴。中でもル・クルはコルトンの丘の東側、標高240メートルの位置にある南東向きの畑で、ピノノワールの全房発酵によって造られています。花のような香りが持ち味の、エレガントかつフルーティーな赤ワインです。

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