【ドメーヌ・コルディエ Domaine Cordier】ブルゴーニュ屈指の生産者も指導を請いに訪れる、ブルゴーニュNo.1醸造家

2020-05-02

1930年代に創業されたコルディエ。マコネ地区の老舗であり、その牽引者としての役割は偉大である。ブルゴーニュ・ワイン専門誌『ブルゴーニュ・オジュルデュイ』で、2005年のブルゴーニュNo.1のヴィニュロンに選ばれるなど、その名は広く知られ、ラフォン、ルフレーヴを始め、近年マコネ地区に注目し生産を開始したブルゴーニュ屈指の生産者でさえも、教えを請いに彼の元を訪れます。

現在の当主、クリストフは、ブドウの質の高さがグラン・ヴァンを生む原動力につながると考えており、全プロセスの80％をブドウ栽培に負っています。彼の言う偉大な白ワインとは、深みと独特の風味、そしてテロワールを如実に表現したパワーのあるもの。そのためには凝縮された果汁を持つブドウの栽培が必要となってきます。また、ブドウを尊重するために、空気圧圧搾機で丁寧に圧搾し、慎重に樽に入れます。ブドウのフィネスを損なわないために樽にもこだわっており、有名なジュピーユの森の一番いい樹木を、樽職人セガン・モローと一緒に選んでいます。上級の樽を造るために、樽材の焼き加減も一緒に調節しています。ワインはシュール・リー熟成され、澱引きは行わず、バトナージュは何回か施される。無清澄で、濾過はとても軽く行い、丁寧にボトリングされるワインは、卓越した品質を生み出しています。