【クルーガー ファミリー ワインズパーリー ゲーツ Kruger Family Wines Pearly Gates2016】アメリカやブルゴーニュなどで修業を積んだ若き当主が手掛けるワイナリー
【クルーガー ファミリー ワインズパーリー ゲーツ Kruger Family Wines Pearly Gates2016】アメリカやブルゴーニュなどで修業を積んだ若き当主が手掛けるワイナリー
クルーガー・ファミリー・ワインズは、ヨハン・クルーガーが所有するワイナリーです。2005年にYoung South African Winemaker of the Year （最優秀若手ワインメーカー）を受賞。更にジョン・プラッターより5スターを与えられました。特にシャルドネに情熱を注ぐ一方、その才能はその他品種やブレンドワインにも十分発揮され、軽やかで風味溢れる実に見事なピノ・ノワールを生み出します。
ステレンボッシュ（ステルハイス・ファーム）出身のヨハンは、ジョーダン・ワインズ（ステレンボッシュ）および、アメリカ、ブルゴーニュでワイン醸造を学び、畑に根ざしたワイン造りを信条としています。3年前、ベルギー人であるソフィーとの結婚を機に新たなワイン造りを始めました。一つの畑、テロワールから始まったワイン造りは、今では国内様々な産地の区画からブドウを買い入れ、極力手を加えず畑ありのままをボトルに表現するべく、ナチュラルなアプローチでワインを造ります。将来的にビオディナミの方向へ進めていきたいとヨハンは語っており、既に現時点でも例えばセラーで樽の移動を行う際は満月の日を選ぶなど、ビオディナミのカレンダーに基づいた作業に少しづつ着手しています。
パーリー・ゲーツと呼ばれるこの畑は、アッパー・へメル・アン・アルド・ヴァレー地域の標高500mに2区画が隣合っています。畑の半分は東西に、そしてもう半分は南北にブドウの列が栽培されていることにより、風味に複雑さが生まれます。低いpHと豊富な酸をもたらす粘土質と風化した花崗岩質の土壌には、2003年、シャンパーニュを起源とするものも含め5種類のクローンが植えられました。
ブドウは20～40％は全房発酵。自然発酵が始まる前に5日間しっかりと冷却されます。1日1回ないし2回の撹拌を行い、20日間ほど果皮を漬け込んだ後11カ月古樽にて寝かしマロラクティック発酵を促します。3回の澱引きを行うことによりろ過の必要はなくなり、複雑で凝縮した風味を引き出し、口に含むと軽やかながらも複雑さを備えた深みのある味わいです
香りは強く、フランボワーズ、サクランボ、濃い赤い花の香り、カラメル香にナッティーな風味も感じられしなやかなタンニン。
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