【玉村本店 E2SB (Experimental Extra Special Bitter 01)】独自のESBを追求し辿り着いた、モルトのコクとクリーンな飲み口の両立
2021-05-02
玉村本店は、北信州志賀高原の麓にあります。初代喜惣治が、この地に創業したのが文化ニ年（1805年）、屋号の玉村は、初代が酒造りの修行をした上州玉村（現在の群馬県佐波郡玉村町）にちなんだものです。山紫水明なこの地の清冽な水、清澄な空気、寒冷な気温の中で醸し出された酒は、約210年余の長きに亘り愛されています。
エクストラ・スペシャルビター（ESB）とは、 スペシャルビターよりもさらにビター感の強いビターエール。スペシャルビターと同じく、イギリス発祥のイングリッシュエールであり、「エクストラ・ストロングビター」とも呼ばれます。アルコール度数はやや高めで、口に入れた瞬間に、モルトの苦みと甘い香ばしさ、そしてホップのフルーティーなアロマが強く感じられ、コクのある後味が特徴的です。ボディが強いので、その味や香りを楽しみながらゆっくりと飲むビールスタイルとなっています。麦芽の味、香りともに濃厚な、発祥の地イギリスにて、とても親しまれている伝統的なビールです。
E2SBはその名の通り、玉村本店がExperimental（実験的）に追求したエクストラ・スペシャルビター。メインのホップに、「イースト・ケント・ゴールディング”」と並ぶイギリスの代表的な品種「ファグル」と、アメリカの新品種「ザッパ」を組み合わせて使っています。IBUは控えめですが、つかったホップの量は IPA にも負けないくらいの量になっています。モルトの豊かな味わいがありながらもクリーンな飲み口と、オレンジやマーマレードのような香りがバランスした、芳潤な味わいの一本です。
