【カロリーヌ・モレ シャサーニュ・モンラッシェ レ ヴェルジェ Caroline Morey Chassagne Montrachet Les Vergers】丸みのある口当たりとキレの良い酸味が同時に楽しめる白
2021-07-04
カロリーヌ・モレはシャサーニュ・モンラッシェの銘醸ドメーヌ、ジャン・マルク・モレの娘であり、なおかつ、マルク・コランの息子であるピエール・イヴ・コランの奥方。ピエール・イヴとは共同で、シャサーニュ・モンラッシェにドメーヌ・ピエール・イヴ・コラン・モレを運営しているが、この度は父ジャン・マルク・モレの畑を相続。2014年ヴィンテージからカロリーヌ・モレ名義でワインを造り始めました。
ラインナップも豪華で、グラン・クリュこそないものの、シャサーニュ・モンラッシェ・プルミエ・クリュのシャン・ガン、レ・ショーム、レ・カイユレを揃える。シャン・ガンは白だけでなく、赤も造っている。ピエール・イヴ・コラン・モレにもシャン・ガンとレ・カイユレがあり、両ドメーヌとも2014年にシャサーニュに建てられた新しい施設を利用し、夫婦共同で醸造している。
ピエール・イヴ・コラン・モレでは、1990年代末から2000年代初頭にかけて大きな問題となったプレマチュアオキシデーション（熟成前の早期酸化）を避けるため、熟成中のバトナージュを止め、また樽の大きさも伝統的な228リットルより一回り大きい350リットルを用いることでできる限り還元的な醸造を心がけてきました。カロリーヌ・モレ名義のワインもこれに準じ、コルクを打った後は蝋封を施し、瓶詰め後の酸化も徹底的に抑えています。
こちらは、レモンやユーカリ、白胡椒、桃やクリームのノートが感じられます。口当たりは丸みを帯び、後味にクリーン切れの良い酸味が際立ちます。
