【ロベール シュヴィヨン ニュイ サン ジョルジュ レ シェニョRobert Chevillon Nuits Saint Georges 1er Cru Les Chaignots 2009】ニュイ・サン・ジョルジュの8つのプルミエ・クリュを所有しておりお手本とも呼ぶべき偉大なドメーヌ
2022-05-03
シェニョはフランスの古語で「オーク(Chasne)」という意味に由来しており、元々この地域にはオークの木が多く生息している事から名づけられました
1900年代から4世代にわたり、ニュイ・サン・ジョルジュでブドウ樹の成長を見守ってきた一族のドメーヌ。2003年からは、先代・ロベール氏の二人息子であるドゥニとベルトランに引き継がれており、3代前にはわずか3haであった畑が13haのブドウ園にまで成長。レ・シェニョやペリエールといった、ニュイ・サン・ジョルジュの名だたる8つのプルミエ・クリュを所有し、栽培には減農薬農法が取り入れられています
ブドウは高い樹齢の木が非常に多く、ドメーヌ全体の平均は60歳、そして所有の1級畑ヴォ―クランには100歳を超える古木も存在しています。古木には多くのブドウが実りませんが、わずかに実った房に栄養が集中し素晴らしい凝縮感を持った粒へと成長し、3週間から1ヶ月と一般的な期間よりやや長めの発酵時間が設けられ、じっくりと醸されている。熟成後は無濾過・無清澄で瓶詰
レ・シェニョから生み出されるワインはエレガントでパワフル、かつ素晴らしいストラクチャーをもっているが、ピークを少し過ぎ、柔らかく繊細なタッチが出ている。レッドチェリーの赤いアロマに、紫の花、甘草やシナモンの甘やかでスパイシーなニュアンス。口に含むと、複雑な芳香が広がり、タンニンは丸く緻密、きめ細やかで、エレガントな雰囲気に包まれていきます。熟成が進んでおり、液体が繊細過ぎて普通に注ぐと香り味わいがバラバラになってしまい、素人には本当のポテンシャルの良さを発揮できない。
