【ドメーヌ・ドゥヴネイ・マルス サン・ロマン ブラン Domaine Deveney Mars Saint Romain Blanc 2016】2011年スタートのフランス国内での評価を上げている新進気鋭の生産者。
2011年スタートの注目のマイクロネゴシアン。栽培と醸造を務めるジェレミー・マルスとワイナリーの経営などバックアップを担当するリオネル・ドゥヴネイの共同経営のワイナリーです。ジェレミーは、ブルゴーニュ地方で栽培、醸造学を学んだあと、ムルソーのミッシェル・カイヨのもとで６年間、ワイン造りを学び、南アフリカの研修後、独立しました。雑誌やコンクールなどへの出品には無頓着でありますが、徐々に評価を高め、既に国内では10を超える星付きレストランに彼の造るワインが採用されています。
現在の所有畑は、オーセイ・デュレスに5.5ha、さらに６ha分のブドウを買い付け、年間の生産量は45,000本。生産しているキュベは、「ムルソー」「サン・ロマン」「ピュリニー・モンラッシェ」「ジュヴレ・シャンベルタン」「ニュイ・サン・ジョルジュ」「ポマール」と多岐に渡ります。
醸造では、テロワールを表現するということに努めていますが、決して口だけでなく、「テロワールの違いを与えるのは、造り手ではなく、土地と気候、ブドウの品質」という信念のもと、可能な限りの人的な介入を避けることと醸造工程の均一化を第一に行っています。具体的には、バトナージュは最低限しか行わないこと。
収量制限は、買い付けるものを含めて、1haあたり30hlと特級畑並みに絞りっています。醸造がシンプルな分、醸造でワインの品質をごまかすことは決してできないので、品質のよいブドウを使用することによってクオリティの高いワインを生産することに努めています。
ジェレミーの生産するワインは、各地のテロワールを明確に表現する一方で、彼のやさしくフレンドリーな性格を表すかのように、柔らかくも滋味深い親しみにある果実味を持ち、バランスが良く、いつどんなシチュエーションで抜栓しても素晴らしいパフォーマンスを示してくれます。
