【RICHEBOURG 2017ROMANEE-CONTI リシュブール ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ】DRCが造る100の花の香りを集めてきたような華やかさのあるワイン
【RICHEBOURG 2017ROMANEE-CONTI リシュブール ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ】DRCが造る100の花の香りを集めてきたような華やかさのあるワイン
ドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンティ(DRC)は、フランス・ブルゴーニュ地域のヴォーヌ・ロマネ村にあるワイン製造会社。この会社が所有するロマネ コンティ畑の始まりは、古代ローマ時代。ローマ人が統治とブドウ栽培への感謝からこの村の極上の畑に“ロマネ”という名を贈り、以来2000年に渡ってブドウ栽培が行われています。“コンティ”という名は18世紀ブルボン朝のコンティ公が由来。コンティ公ルイ・フランソワ1世が、国王ルイ15世の愛人であるポンパドゥール夫人との争奪戦の末、1760年にこの畑を手に入れたといわれています。フランス革命によって畑は没収されますが、ロマネ コンティという名前だけは残ったのです。1869年に、現当主であるオベール・ド・ヴィレーヌ氏の家系が所有権を得て、畑を拡大。1942年に会社組織とし、現在は同氏とアンリ・フレデリック・ロック氏が共同経営者となり、ドメーヌの運営を行っています。リシュブールは、そのドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンティ(DRC)が所有するリシュブール畑で栽培されたピノ・ノワール種のブドウから造られた赤ワイン。「100の花の香りを集めてきたような華やかさのあるワイン」とも言われるほどの香り。リシュブールは、3.15haとD.R.Cが所有する畑の中でロマネコンティに次いで小さな畑。ロマネコンティのすぐ北に隣接し、年間生産数は約12,000本。D.R.Cが造る特級赤ワインの中では「ロマネ・コンティ」、「ラ・ターシュ」に次いで評価が高く、当たり年には「ラ・ターシュ」と同じレベルの高い評価を受けることもあります。果実味に富んだ極めて魅惑的なワインとなるのがこのリシュブールで、もっともブルゴーニュらしいと高く評価されることも多いのが特徴です。
香りは、バラやスミレにラズベリーにブラックチェリーなどの香りがいっぱいに広がり、土にカカオといった柔らかなニュアンスも感じられます。熟成するほど円熟を感じさせる妖艶なニュアンスに変化していき、熟した果実にドライフルーツやドライフラワー、腐葉土にトリュフに紅茶などの魅惑的な熟成香も広がりを見せます。口に含むと、洗練された果実味は凝縮感があるものの繊細さも感じ、シルクのように滑らかなタンニンはしなやかに構造を形成し、美しく伸びやかな酸は味わいまとめた後、優雅な風味を伴った長い余韻があります。
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