【Pierre Callot Les Chênes Avize Grand Cru Extra Brut ピエール・カロ レ・シェーヌ アヴィズ グラン・クリュ エクストラ・ブリュット】アヴィズの天才が造るふくよかで繊細なシャンパーニュ
2021-06-29
コート・デ・ブラン地区、アヴィズ村に1784年より拠を構えるピエール・カロ。 アヴィズの他に、グランクリュであるクラマン 、シュイイ と、プルミエクリュのグローヴに合計7.25haの畑を所有しています。栽培しているブドウの3分の1を名門ボランジェに提供しており、その品質の高さを窺い知る事ができます。またボランジェがアヴィズ村に所有する0.6haの区画の栽培も小作契約で任されているレコルタンでもあります。その卓越した技術から，ピエール・カロは知る人ぞ知る存在ながら、アヴィズの天才とも称されています。
自身のシャンパーニュは総生産4万本程度という少なさです。そのほとんどが、フランス国内の古くからの顧客を中心に直販され，国外に輸出されるのはごく僅か。 多くのワインメディアで絶賛されながらも、なかなか手に入りづらい希少なシャンパーニュ
現在当主を務めるティエリー・カロはランス大学で醸造学を学んだ後、ボルドーやシャンパーニュのテタンジェ，ヴランケンなどで働いた経歴を持ちます。銘酒”クロ・ジャカン”を造り始めたのもティエリーによる発案でした。自社畑で栽培されるブドウのうち，実質5haで収穫したブドウのみがドメーヌのシャンパーニュ用。環境に配慮したリュット・レゾネを実践しており，土も鋤き起しています。その他手積み収穫など、畑での作業のすべてが手作業。伝統的な垂直式圧搾機を使用し、丁寧に搾汁しています。
「耕作、ブドウ樹の除葉など私たちの入念な手仕事が、卓越を生むための欠かすことの出来ない前提です。」ティエリーの言葉には、真摯にシャンパーニュ造りに取り組むドメーヌの姿勢が表れています。
最新作の”レ・シェーヌ”は、自然との調和の中でワイン造りを続けるカロのメッセージが込められたエチケットが印象的。鳥、蝶、鹿とブドウの木が共に描かれています。
石灰質土壌で栽培される平均樹齢45年のアヴィズ産シャルドネを100％。単一年の収穫ブドウ90％にリザーヴ・ワインを10％加えています。シュール・リーで12ヶ月の樽熟成、一部マロラクティック発酵を実施、37ヶ月の瓶内熟成を経ています。
美しいゴールドの色調に、たっぷりとした繊細な泡立ち。柑橘類、アプリコット、ブリオッシュのアロマにほのかな焙煎香が漂います。ふくよかで円みを帯びた味わいの中で、心地良い酸と複雑さが繊細に調和。クリーミーさを堪能しながら、余韻を長く楽しめます。
