【クラウニングカスク ホール・オブ・フェイム オスロスクCrowning Cask Hall Of Fame Auchroisk 1982 】サントリーブレンダー輿水精一氏が樽を選定したオスロスク38年カスクストレングス
2021-06-20
同じ蒸溜所・同じヴィンテージ、同じカスクタイプであっても樽ごとにそれぞれ個性の異なるシングルカスク。様々なウイスキーと出会う中で、特別な輝きを放つものを「王冠を授けるに相応しいカスク（Crowning Cask）」と呼んでいます。そんなクラウニングカスクの中でも、『ホール・オブ・フェイム（殿堂）』は日本人で初めてウイスキー殿堂入りを果たした輿水精一氏が樽を選定した、特別中の特別と言えるスペシャルエディションです。日本ウイスキー界が誇る伝説的ブレンダーが厳選した究極のウイスキーです。
オスロスクは1974年に誕生した比較的新しい蒸溜所
オスロスク1982 シェリーバットは、リフィルシェリーバットの38年熟成で、シングルカスクのカスクストレングスボトリングです。インディペンデントボトラーズからのリリースが少ないスペイサイドのシングルモルトで、中でも30年を超えるシェリー樽の長期熟成は非常に稀です。
トップはエステリーな華やかさとモルティな力強さにあふれ、この蒸溜所から生みだされるウイスキーのボディの力強さによるものか過剰な木香は感じられません。リフィルシェリー樽で寝かされたウイスキーは、少量の水が入ることでより魅力的なキャラクターに変身します。ドライフルーツやジャム、ナッツやハニーが香り、口に含むとモルティでスパイシーな味わいがなめらかに拡がります。加水後の時間経過とともに香りはさらに変化し、穀物様の甘さと適度な苦味が心地よく残ります。
