【MEURSAULT PERRIERES/COMTES LAFON (ムルソー ペリエール コント ラフォン)2018】ライム、グレープフルーツ、ハニーサックル、はちみつの香り、豊かな果実味、透明感のある酸味。コシュ・デュリと共にムルソーの双璧を担う、白ワインの最高峰
2021-09-02
こちらのペリエールは「最も優れたムルソーだ」と言われる程、極上の逸品。熟成を重ねると、ル・モンラッシェ、シュヴァリエ・モンラッシェ、コルトン・シャルルマーニュと肩を並べ、ブルゴーニュの白ワインで最も深遠な味わいを持っています
その理由は、なんと言っても豊富なミネラル。「ペリエール」とは石切り場の意味で、ムルソーは古くから石材の産地として栄えていました。ほとんど石切り場と言っても良いような土壌に育つブドウは、自ずと強靭なミネラルを持ちます。
このペリエールは、他のムルソーと比較にならないほどの強いミネラル感があり、同じムルソーの一級畑シャルムよりもエレガント、ジュヌヴリエールよりも構造が大きく、信じられないほど長い余韻が舌と記憶に残ります
常に進化し続けるブドウ栽培、醸造技術、ワインのクオリティから『ムルソーのスペシャリスト』と呼ばれています。ドメーヌの歴史は初代ジュール・ラフォン氏によりはじまり、3代目当主ルネ・ラフォン氏の代で、その名声は不動のものとなりました。
現当主で4代目のドミニク・ラフォン氏は、これまでの醸造テクニックに偏っていた古い手法から一新、近代的な醸造法を取り入れ、さらに「ワイン造りは畑から」とワイン造りの原点であるブドウ栽培に立ち戻りました。ビオディナミを実行し、1㎡あたり1本という低植樹率、発芽の抑制による徹底した収量制限を行ったことで、クオリティの高いブドウを得ることに成功。そうして造られる優れたワインによって、唯一無二の存在へドメーヌの価値を大きく飛躍させました。
外観は、深みのあるイエロー。グラスに注ぐと、ライムやグレープフルーツなどの果実のアロマに、ハニーサックルやはちみつなどのニュアアンスが立ち上ります。砕いた石を思わせるミネラルは口に含んだ瞬間に感じることができ、口内に広がる豊かな果実味が印象的。透明感のある酸味がフィニッシュへと続き、熟した果実の風味が余韻として長く続きます
2023年2月抜栓、あまりにも硬く可哀想な事をしてしまった。数日経っても非常に硬い
15年は最低でも寝かせなければ
