【ジュヴレ・シャンベルタン・ヴィーニュ・ベル ティエリー モルテ Gevrey-Chambertin Vignes Belles Thierry Mortet 2015】クロ・プリウールに隣接する2区画のブドウを用いて造られる。上品な果実の香りと味わいが特徴的。
2021-10-13
クロ・プリウールに隣接する2区画のブドウを用いて造られる。上品な果実の香りと味わいが特徴的。
ヴィーニュ・ベルは1級畑クロ・プリウールに隣接する2区画のブドウを使用した村名ワイン。
ティエリー・モルテは故ドニ・モルテの弟。アルノー・モルテの叔父にあたる。1992年父シャルル・モルテが引退し、畑は二人兄弟、ティエリーとドニに分割相続された。4haの畑を相続したティエリーだが、今日その面積は7.3haまで拡大している。ドニ・モルテのようにグラン・クリュをもたないため、いささか控えめな印象は拭えないが、ブドウ栽培、ワイン造りはしっかりしており、2007年からビオロジック栽培に移行した。
村名はマルサネ、ジュヴレ・シャンベルタン、シャンボール・ミュジニー。1級畑はジュヴレ・シャンベルタンにクロ・プリウール、シャンボール・ミュジニーにボー・ブランを所有。赤ワインは100%除梗。4〜5日間の低温マセレーション。コンクリートタンクで発酵、1日2回のピジャージュ。樽熟成はアペラシオンに応じ、新樽率は最大でも50%で、16カ月の熟成。ティエリー・モルテのワインはドニ・モルテに似て、果実味のふっくらした味わい。どのアペラシオンでも水準の高いワインを造っている。
上品な果実味と香りが特徴で、女性的な1本。余韻の長さと奥行きの深さはプルミエ・クリュに迫るほど。
